振り込め詐欺の被害が増えています。
警察庁のまとめによりますと,平成26年度10月までの振り込め詐欺の被害額は約293億円にのぼり,過去最悪となったことが明らかになりました。
最近では,銀行や郵便局などの金融機関で振り込みをさせる方法に加えて,犯人が自宅まで現金を受け取りに来たり,レターパックなどで現金を送らせたりするケースも増加しています。
振り込め詐欺の犯人は,様々な方法で騙そうとしてきます。
◎ 子や孫等からの電話を装って,「会社の金を落とした」などと言って助けを求めてお金を用意させて,「自分は行けないので同僚を受け取りに行かせる」などと言って現金等を騙し取る。
◎ 「必ず儲かる」などと言って実際には価値のない株や社債へ投資名目で現金を出させたり,「以前の投資被害を取り戻せる」と言ってさらに騙し取る。
◎ 宝くじロト6の当選番号を事前に知っているかのように装ったり,パチンコなどのギャンブルの攻略方法などの嘘の情報を教えて情報提供料と称して金銭を騙し取る。
◎ 税務署や市役所などを名乗って,税金などの還付金があると言って携帯電話で還付手続きを指示するふりをしてATMを操作させて、実は犯人の口座にお金を振り込ませて騙し取る。
振り込め詐欺の手口も巧妙化・多様化しているため,日頃から気をつけていても被害にあわないとも限りません。
お金の振込みを要求する不審な電話や郵便物が来たときには,お近くの警察などに相談して下さい。
また,当事務所でも,振り込め詐欺に関する法律相談に対応しておりますので,お問い合わせ下さいませ。
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